本当の強さとは。

現代社会ではお金がたくさんある人に、力があるとされています。
でも、少し考えてみてください。そもそもお金って、ただの紙切れですよ。ただみんながこの紙切れには価値があると、信じているから通用するだけの話なんです。ある日、誰かが「こんなのただの紙切れじゃん」と気づいて、実物のほうが価値があるといい出したら、どうなるでしょうか。最初は、なんだアイツ程度で済むでしょうが、共鳴する人が増えてくると、だんだん自身が揺らいでくる。
極端な話、国が借金を返済できなくなれば(デフォルト=債務不履行)、その瞬間、その国の通貨は文字通り紙切れになります。昔は金本位制といって、これこれの金額の通貨は、これこれの金と交換するというルールがありました。でも、アメリカのニクソン大統領が、この金本位制を廃止したので、世界は大混乱になりました。
これがいわゆるニクソン・ショックと呼ばれるものです。つまり、この時を持って貨幣は、人々の信用によってのみ担保される、危ういものになり下がった訳です。だから、いつ何時、国が現行の貨幣は交換停止します、といえば、まさに世紀末の北斗の拳状態です。
ならば、そんな幻想通貨に乗っからないで、野宿してでも生き残れるサバイバル術を身に付けた方がよほど生存確率は高まります。
という訳で、休日には何が起きても自分と家族を守れるように、野宿の勉強をするのも一興かと思います。まさかと思うかもしれませんが、3・11以降、何が起きてもおかしくないことは自明のこと
ですから、常に最悪の状態を想定して、有事に備えることが大切だと思います。治に居て、乱を忘れずと、故人はいいましたが、今こそ、この言葉の意味をかみしめる時期かもしれません。